子どもの受け口の矯正治療

子どもの受け口の矯正治療

下の前歯が上の前歯より前方に出ている状態が、受け口です。正式には「下顎前突」と呼びます。また、「反対咬合」とも呼ばれます。
特に日本人は、受け口の多い人種と言われていますので、見た目の問題だけでなく、咬み合わせが乱れているために食べ物を正しく噛むことができません。当たり前のことではありますが、正しい咬み合わせを知らなければ「噛みづらい」と気づくことはできませんので、親御様の「気づき」も大切です。食べ物を上手く噛めなければ、胃腸などの消化器官に余計に負担がかかります。また、発音にも障害が現れる場合があります。

子どもの受け口の矯正治療の時期

受け口の矯正治療を開始する時期は、そのことに気づかれた時に矯正専門医にご相談することが大切です。
悪習慣に原因のある受け口は、早期に悪習慣を除くことが必要です。小児期の反対咬合(受け口)においては、逆被蓋による上顎の成長の抑制を防ぐためにも逆被蓋の改善が急がれます。ですから、矯正治療の開始時期などの正しい判断を受けるためにも、できるだけ早い段階で、矯正専門医を受診されることが大切です。

受け口の原因は?

先天的な上下の顎の骨のバランスや前後的位置関係の不正,歯牙の位置異常後天的な悪習慣など機能的要因が原因で起こります。

受け口の矯正治療法は?

乳歯列期

乳歯列期のお子様は、正常な咬み合わせであっても、下顎を前に出して噛む「前咬み」といった悪習慣が続くと将来真性の下顎前突となってしまうことがあり、このような悪習慣を改善する必要があります。

乳歯列期から混合歯列期

顎の成長過程にある間(~12歳頃)は、本格的な矯正装置ではなく、顎の成長を利用した治療や悪習慣の除去、その時点で改善しておくことが望ましい歯牙の移動などが行われます。
下顎の前方への成長を抑える目的の装置や上顎の前方への成長を促す装置を使用する場合もあります。
舌癖など悪習慣がある場合には、それらも改善する必要があります。

永久歯列期

永久歯が生え揃う時期は、顎の成長が止まる時期か、それより早い時期と言われています。
永久歯列における受け口の治療は、主にブラケットとワイヤーを用いた本格矯正治療が必要になります。
歯の傾きや位置を調整し、正しい歯並び・咬み合わせを目指し治療していきます。
ただし、顎の大きさや位置のズレが大きく、歯牙の移動だけでは治療出来なく、外科手術を併用することもあります。(外科矯正治療)

受け口の症例

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